手づくりプロテクターのおはなし
ねこじろさんの点滴も11日目です。
毎日2時間くらいかけて100mlを静脈点滴しています。
今日の記事は点滴のつながっているねこじろさんの写真も載せます。
痛々しいのは見たくないな、という方は読まない方がいいかもです。
(グロくはないです。)
ねこさんの静脈点滴は、前脚の静脈にプラスチック製の
『留置針』というものを刺します。
この留置針に栓をし、さらにそこへ『翼状針』を刺します。
針が抜けないようにテープでぐるぐるに固定します。
ここまでを獣医さんがやってくれます。
やっぱり違和感があるのでしょうね。
ねこじろさんは留置針の刺してある腕を包帯の上からよく舐めるのです。
そのせいで針が抜けかかってしまったり、血管壁にあたって曲がってしまったり
(プラスチック製で軟らかい)…
5日くらいもつはずの留置針が2日しかもちませんでした。
かかりつけの病院では反対の腕に針を刺し替えて終わりでしたが、
大学病院の先生はちがいました。
ねこじろさんのためにプロテクターをつくってくれたのです。
「んーーー、なんかないかな。うーーーーーーーん。」
「あ!いいこと考えた!!」
ハサミを持ってきて、プラスチックコップのような容器を
ちょきちょき切り始めました。
危なくないようにと、切った縁も丁寧にテーピングしてくれました。
これなら、ねこじろさんが腕を舐めても針が影響を受けにくいです。
問題点をきちんと見付けて改善策を考えてくれて、
ほんとうに一生懸命な先生です。
名付けて『こばやしプロテクター』だそうです(笑
今日はかかりつけの病院で針の刺し替えだったのですが、
こばやしプロテクターを見て「なるほど…!」という反応でした。
プラスチック製の空き容器で簡単に作れるので、
同じような悩みのねこさんの静脈点滴に取り入れたいと話していました。
静脈点滴を続けて何度も針を刺し替えていると血管が硬くなるのだそうです。
ねこじろさんも、もう前脚には刺すところがないとのことで…
次に点滴が入らなくなったら一旦お休みしましょう、ということになりました。
がんばったね、ねこじろさん。